【サイパンひとり旅】セブ留学の先にあるもの~出会い編~

どうもーセカイチ塾のKEITAです。前回に引き続き、サイパン旅について書いていきます。今回は出会い編、僕にとって旅の醍醐味は「海外の人達と知り合ってお話すること」にあるんですよね。例えばスキューバダイビングのライセンスを持っていると、シュノーケリングでは味わえない海のディープな世界が見られるように、ある程度英語が話せれば観光地を巡るだけの旅行では見ることのできない、現地人や他国からの旅人とのコミュ二ケーションを通して見えてくる別の世界があります。僕の運営する「セカイチ塾」のミッションもこの辺りにあり、グローバルな学びをサポートすることにあるのですが、セブ留学等で習得した英語力や対外コミュ力の先にある世界について、自らの体験をベースに紹介していこうと思います。

※写真は宿のレセプションと、いつもいる猫(人には懐かないw)。

※サイパンの観光編はこちら、お得情報編はこちらの記事もご参考ください!


チョイ(35歳 男性 韓国人)

まずは韓国人のチョイから。ソウルのコンクリート会社に務め、設計というか3Dデザインを作ったりするオフィスワーカー。妻(空港の税関勤務)と娘(11歳の小学生)の3人家族で、仁川付近から毎日車で通勤しているようです。妻子を残し、休暇を利用して約1週間のひとり旅に来たんだとか。

実は初日の1日しか被ってないのですが、チョイのフライトが深夜2時だったので彼が宿を出るまで話していると意気投合。急遽深夜の街案内が始まり、カジノとかガラパンの繁華街を歩いた後に一言、「筋トレしてる?」。あー、日本では週2くらいでジム行ってるよと答えると、何故か所有しているハイアットホテルのパスを取り出し、ジムやサウナを案内してくれました。笑 1/28から短期で福岡旅行をするそうなので、そちらの方もし見かけたら声かけてあげて下さい。


R(30歳 女性 中国人)

Rはチョイを見送った後、宿の庭みたいなところで蚊と格闘しながら夜な夜な語り合いました。本当は名前を出したいところですが、以下に書く内容がお国柄上アウトになる可能性があるので、念のため写真も載せません。ベトナム・ミャンマーとの国境付近にある高校で英語教師をしているそうで、生徒のほとんどがチベット人とのこと。43人クラスの担任で、2つの教室で英語を教えているようです。月給は日本円にして20万円くらい、中国では高給取りで両親も誇りにしてくれているんだとか。若干発音の癖はあるものの、中国人で英語を話せる人は今までほとんど会わなかったので、貴重な機会となりました。

僕がちょうどキングダムというアニメにハマっていて、古代中国の春秋戦国時代、秦の始皇帝になる嬴政と、それを支えた李信の物語なのですが、こういう話をするとRは大喜び。世界史Bの知識や、初代プレステでよくやってた三國無双(後漢以降の魏蜀呉時代)に出てきた武将の名前や逸話を話しながら意気投合し、話は次第に政治へ。とりあえず、日本人として尖閣問題や膨大に割かれる軍事費用、特に空母遼寧や大量保有している核弾頭ミサイルの件などで苦情を述べると、私も中国では絶対に喋れないことだけど、、と少し足を震わせながら、現政権に対する違和感を色々と話してくれました。ちなみに中国では現国家首席のことをCCPと呼ぶそうです。下手に名前を出すと危ないのかな。

中でも興味深かったのが、家族構成について話しているときのこと。お父さんが70歳、お母さんが56歳とのことだったので、歳離れてるんだねーと言うと、「何故か聞きたい?」とR。実はお父さんが20代半ばの頃に文化大革命があり、活動家としてプラカードを掲げていると毛沢東政権に捕まり、そこから10年間投獄されていたそうです。。そんなこんなで結婚が遅くなったとのことでしたが、その後は一人っ子政策の影響を受けることに。Rは実は3番目の娘で、上二人は病死してしまったため今は長女、農家なので2人まで子どもを持てるそうで、大学生の妹が1人の二人姉妹です。ただ両親はどうしても男の子が欲しかったそうで、下にもう一人妊娠したけれども、それが政府にバレて強制的に中絶されてしまったそうです(腕に注射を打つらしい)。現在僕も妻が妊娠中で、とても楽しみな反面無事に生まれてくるか心配でもあるのですが、知ってはいたものの中国人の口から実体験を聞くと衝撃を受けました。

ちなみにRの方からは、自民党の政策(特に高校無償化や消費増税、アベノミクスなど)や自衛隊の実際(憲法9条など)に関心があったようなので、僕なりの意見を伝えてみました。日米地位協定のもとほとんど米軍に支配されている状況や、地政学上米軍なしでは国防が難しい点、高いGDPや先進テクノロジーなど一見豊かに見える日本が直面している相対的貧困の問題など、日本人の意見を聞くのも新鮮だったようです。


マリック(男性 サイパン人)

彼は別に深く話したわけでもないのですが、今回の旅が短期間(3泊4日)だったこともあり実はあまり現地人と関わってないんですよね。だからちょっと趣向は変わりますが、ハイアットホテルとフィエスタホテルの間でオプショナルツアーを販売しているマリックを紹介します。営業の仕事だしビーチを歩いているとやたら声をかけてくるので、こういうのに慣れてない人から見れば完全に怪しい人です。経験上、どこの国でもこの手の営業マンで悪い人は一定数いるのですが、彼は大丈夫でした。見極めるポイントは、名前を教えてくれるかどうかと、写真を一緒に撮ってくれるかどうか。本当に悪いことをしている人間なら、名前はまだしもサングラスを外してカメラに写ったりはしません。サイパンお得情報編の記事で詳細書こうとは思いますが、マニャガハ島へのボートも当日その場申し込みで即出発してくれたし、料金もぼったくりではありませんでした。


Kさん(50代? 男性 日本人)

見落としがちではありますが、日本人同士の出会いも貴重なものです。例えば国内で出会っても確実にすれ違うだけの関係が、同じタイミングにサイパンへ来ているというだけで一気に距離が縮まります。Kさんは滞在先のゲストハウスに泊まっていた唯一の日本人で、同じ部屋、二段ベッドの上下で4日間一緒でした。

僕がチェックインすると「日本人ですか?」と声をかけてくれ、全くの無計画で来ている自分にダイビングを勧めてくれました。実はKさんは千葉県のダイバーで、趣味として始めたダイビングにはまり今回もダイビング目的で渡航したとのこと。現地のダイビングショップをいくつか紹介していただき、即翌日の予約が取れたりなど、お陰様で充実したサイパン滞在となりました。娘さんが30歳なので、おそらく僕の両親と同じくらいの年齢だと思います。道具を揃え、まめにログを付け、水中で撮影した動画を編集するなどダイビングを本当に楽しんでいる様子が伝わり、自分も老後の趣味候補として考えるきっかけとなりました。


まとめ

…出会い編とは言いつつも、ニュージーランドでのワーホリ等と比べると全然でした。宿に着くと欧米人の姿は一人もなく、中国や韓国からの旅行者しかいない状況を見て「外した、、」と思ってしまったのが率直な感想です。結果的に、みんな良い人で学びも多く、充実はしたのですが。

就航フライト等の関係上サイパンへ訪れるほとんどがアジア人で、とりわけ中国人と韓国人が多く、しかもそのほとんどがカップルか家族連れです。一応アメリカではあるものの、白人系の人もほとんど見かけませんでした(ハイアットでサウスカロライナ州の女の子3人組を見かけたのみ)。バックパッカーやワーホリメイカーが集まる国だと出会いも多く盛り上がるので、そっち系に関しては僕のワーホリブログ(キウイチ)などを参考にしてみてください!

※ノニのお土産屋でお世話になった韓国のおばちゃん。

余談ではありますが、売店などで働いている人たちにはフィリピン人も多いです。以前セブ島に住んでた身としては発音を聞けばすぐに分かるのですが、ちょっと買い物するだけでも"Are you from Philippines?" みたいに声かけしてしまったりと、ピナイに対する親近感は異常です。笑  ちなみに、こんな感じで話しかけると"Yes! Why you know that?" とか言って大抵嬉しそうにしてくれます。サイパンは気候や雰囲気もセブに近く、英語もフィリピンっぽくて分かりやすいです。セブ留学後の個人旅行としても、オススメですよ!

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