ハワイへ行ってきました!
先日、3泊5日という強行日程でハワイのオアフ島へ行ってきました。往復航空券とホテル代に燃油サーチャージ等諸々込みで約8.6万円(割引されてても高い)、フライトは大韓航空、ホテルはワイキキビーチから徒歩1分の「シェラトン・プリンセス・カイラウニ」に泊まりました。
セカイチ塾ではフィリピン・セブ島の情報を主に発信していますが、今回は太平洋の島国比較という観点から、ハワイ・オアフ島情報を少しだけ、個人的な思い出メインでご紹介していきます。
個人的ハワイ、ベスト6!
個人的なハワイでの思い出を、6つだけ激選してみました。「シュードッグ(ナイキ創業者 フィル・ナイトの自伝)」という本の最初の方で、著者がホノルルへ旅行した時の話が出てきます。成田空港へ向かう際にたまたま池袋駅のホームで買った本でしたが、京成線内で読み耽りながら、抜群のタイミングでこの本に巡り会えたことにテンションはMAX。そこからは専ら、創業前のフィル・ナイトが見たハワイを、自分もこの目で確かめたい!というモチベーションで臨んだハワイ旅行となりました。
1.ワイキキビーチでの海水浴!
フィル・ナイト(バック)が世界一周旅行の1カ国目として、友人と一緒に訪れた場所です。ワイキキビーチ目の前のモーテルに着くなり、開放感とともに海へ飛び込んでいくシーンが印象に残っています。ここではサーフィンを楽しむ人が多いですが、小・中学生時代に競泳の強化選手として育った自分は海水浴に徹します。北島康介モデルのミラーゴーグルを装備したら、魚を探しながら沖へ向かって泳ぎ、100メートルほど行ったところで仰向けに浮いて空を眺めます。右手側にダイヤモンドヘッド、左手側の奥はパールハーバー、足の方向はワイキキビーチで、頭の方向遥か太平洋の向こう側は日本。当時のバックや真珠湾攻撃などに思いを馳せながら、真っ白な雲と青空を眺めました。
2.シーライフパークでイルカに乗った!
人間は死後、基本的には人間に転生するが、例外的にイルカとクジラは人間になることがある。。自分の世界一周体験で最も影響を受けた、スピリチュアル系の友達(ペルーで会った日本人双子姉妹)による一情報です。一説によると、イルカの知能は人間以上。個人的なイルカへの興味と、270ドル分のイルカ体験で無料招待を受けることができたので、この機会にチャレンジすることにしました。
イルカに触れるのは初めてでしたが、何ともいえない感触で、強いていえばゴムに近かったです(分厚い皮膚は刃物を入れるとスパッと切れてしまいそう)。目は思ったより小さく、白目の部分もあり、割と人間の目に近い印象です。イルカの背びれや胸ビレに捕まって泳いだり、二頭のイルカに足を押してもらって水面を高速移動したりと、特別な体験ができました。インド系の家族とバージニア出身の父娘が一緒でしたが、とても気持ちの良い人たちで(おそらく富裕層)、彼らと体験を共有できたのも良かったです(ちなみに、写真は一枚25ドル、しかもデータは無しと法外な値段で売られていたので買いませんでした 笑)。
3.ハワイの海上で蟹を大量に食べたディナークルーズ!
「スターオブホノルル」という、ハワイでも人気の高いディナークルーズに参加しました。乗船時に裸足で迎えてくれた女性達のフラダンスにテンションが上がり、カップルや新婚だらけの船内で、どこの男性も特別な日にしようとロマンチックなムードを演出している様は、こちらの気持ちもより高めてくれました。コースはいくつかありますが、選んだのは中くらいのワンスター。ステーキと食べ放題の蟹がメインのコースで、茹で立ての美味しい蟹をお腹いっぱい食べることができ大満足でした。
デッキに出ると、夜が深まるにつれ徐々にライトップされるホノルル・ワイキキの夜景が美しく、髪を短くしたばかりだったので強風も気にならず、程よい涼しさの中ハワイの夜を楽しむことができました。途中東洋系の女性を連れたアメリカ男性に話しかけられ、野球の話を少しだけしましたが、イチローや前田健太、大谷翔平はアメリカでも有名らしく、日本と同様アメリカでも野球の話は盛り上がりやすいなと感じました。
4.ほぼ睡眠なしで登ったダイヤモンドヘッド!
日本とハワイには19時間の時差があるため、日本を夜に出発すると到着はハワイの朝になります。エコノミークラスのフライトだと、機内食の提供時間等を差し引くと消灯時間は2時間ほどしかなく、短期でのハワイ旅行到着日は睡眠不足との戦いになります。無理やり目を覚ますためにも、ホテルチェックイン前にトローリーでダウンタウンツアーに参加し、その足でダイヤモンドヘッドへ行きハイキングをしました。日本では見たことのない植物や野鳥を観察しながら山頂を目指し、トンネルを抜け最後に99段の急階段を登ると頂上です。NHKで放映中のブラタモリの影響でカルデラに関する知識は少し入っていたため、パノラマ写真を取りながら典型的なカルデラ地形を一望し、密かに興奮しました。
5.パールハーバーで偶然「カイテン」を見つけた!
自分の祖父は、生前の第二次対戦中は人間魚雷の特攻隊員だったと聞いています(出撃前に終戦)。「永遠の0(百田尚樹 著)」を読んだ際に「回天」の存在を知り、祖父が訓練を受けていたのは回天と思い込んでいたので、パールハーバーの広場でトイレに行く途中、偶然「KAITEN」として展示された回天を見つけた時は驚きました(父に確認し検索したところ、回天ではなく他の人間魚雷(伏龍?)の可能性が高いことが分かりました)。中を覗けるようになっていて、狭い船内に閉じ込められ特攻していくとは聞いていましたが、話の通り人が乗れるスペースは腰を曲げてやっと乗れる程しかなく、座席シートのようなものもなく、ゴツゴツとした金属部品の上にどうにか乗るような作りになっていました。
アリゾナ記念館では、海に浮かぶ記念碑(特徴的な白い建物)へ向かう前に、太平洋戦争と真珠湾攻撃に関するショートムービーが上映されました。零戦が飛び艦爆や艦攻による爆撃・雷撃に沈むアメリカ軍艦の映像を見ながら、「日本」による攻撃とか、「日本」のサプライズアタックにより等、「Japanese」という単語を聞く度に、ドキッと胸が詰まりました。約80人の観光客の中、日本人はたった数人しかいなかったのには違和感がありましたが(ワイキキには山ほどいるにも関わらず)、アメリカ側から先の対戦を知る良いきっかけとなったとともに、日本サイド、特に広島や長崎からの語り方とのバランスを取ることも大切なのかなと感じました。
6.大韓航空でグレイテストショーマンを観まくった!
ハワイはあまり関係ないかもしれないですが、飛行機内での話も少しだけ。映画館は年に数回しか行かない自分が、劇場へ2回も観に行ってしまったグレイテストショーマン(The Greatest Showman)。大好きすぎて、往復の機内で2回、映画公開期間中に計4度目のグレーテストショーマンを楽しむことができました。この映画について語り出すと止まらなくなるので、今回はやめておきます。笑
ディズニー映画のリメンバーミー(Remember me)は、家族の絆(死者も含む)が主題。メキシコのオアハカ等で実際にある死者の日(Los Dias de Los Muertos)が元になっているそうですが、このテーマは家族の絆をとても大切にするフィリピン人も好みそうだと思いました(セブではよくFamily Bondと表現します)。中米風な世界観や音楽も良かったし、死者の世界にあるイミグレなどの物語設定も個人的には面白かったです。
他にもいくつか映画やTV番組を見ましたが、特に気になったのは「面白い歴史の話」という韓国の番組。日本のシンボルともいえる「桜」は、もともと韓国の木なんだそうです。。番組によると、東京大学の学者が桜に日本的な学名をつけたことで国内に広まり、全米桜祭りで有名なワシントンD.C.の桜は日本のパールハーバー攻撃後に切られそうになったが、駐在日本人の偉い人2人が「本来は韓国の木」と伝えることでアメリカが調査し、韓国のものと確証が得られたから今も残っている、とのことでした。さすがに気になり自分でも調べてみましたが、ここにも日韓関係の複雑な問題が絡んでいそうです。ちなみにウィキペディア(日本語)では、一時的に「東洋の桜」とすることで伐採を免れたと書いてあり、英語版でも「dissuading people」が「"Oriental" flowering cherry trees」と言及することで全て伐採されずに済んだ、と表現されていました。
おすすめレストラン
現地は3日間しか滞在していないので、かなり限定的な紹介にはなってしまいます。けれども、自分が訪れたレストランの中でこれはお勧めできるかな、と思ったものを3つだけ挙げてみました。
・テディーズビガーバーガー(TEDDY'S BIGGER BUGERS)
口を思いっきり開いても、絶対顔が汚れる。そんなサイズの肉厚バーガーをお腹いっぱい食べられます。ハワイアンバーガーは中にパイナップルが挟まっていて、日本ではパイン反対派も多いとは思いますが、熱々のハンバーグと冷たいパイン、その絶妙な甘さも絡まって、初めてパイナップルの良さに気づきました。単品でフライドポテトを頼みましたが、Sサイズでも量はかなり多いです。ポテトとドリンクのコンボもあるようですが、飲み物は持ち込みでも良さそうです。隣には大胆にもマクドナルドの商品を持ち込んでる欧米人家族が座っていました。笑 (後に調べてみるとチェーン店だったらしく、表参道やみなとみらい、マニラやバンコク等にも支店があるようです)
・ハワイアンバーガー:9.18ドル
・バカドバーガー:12.08ドル
・フライドポテト:3.29ドル
・クリームポット(Cream pot) ※HAWAIIAN MONARCH HOTEL内
ジムで腹側筋を鍛えてた時に、目の前にあったランニングマシンのTVで紹介されてたので行ってみました。店内はなぜか撮影禁止(食事のみOK)。トイレの鍵が、大きめのフライパンとか長めのしゃもじ?になっていてインパクトがあります(盗難防止のため?)。日本人ばかりと聞いていましたが、意外と欧米人客もいました。お店は14時で閉まるみたいなので、ランチでの利用がお勧めです(日本語でのオーダー可)。パンケーキは例えるならハンペンに近い、独特な食感です。エッグベネディクトの卵は、割った瞬間にとろけ出す様がいかにもインスタ映え(動画)しそうな感じでした。
・スフレパンケーキ(バナナ):14.5ドル
・エッグベネディクト(サーモン):18.5ドル
・ティー(お代わり無料):3ドル
※チップ込み
・ドゥークスワイキキ(Duke's Waikiki)
アウトリガーホテル内にあります。ハワイ風の店内と潮風で、南国の雰囲気を楽しみながら食事することができます。サービスも良く、大勢の店員さんがハキハキと細やかに気配りをしてくれました。ディナータイムに利用しましたが、ビーチ沿いにあるので昼はテラス席に座ると良い感じだと思います。フィッシュステーキはトマト風味のソースと相性が良く、下に敷かれた黒いご飯と一緒に食べるのが美味しかったです。サラダバーのサラダは新鮮で、野菜以外にも小料理が色々置いてあったので、ディナーで行く際はセットで追加するのがお勧めです(店員さんにもGood Choiceと言われました 笑)。
・フィッシュステーキ:30ドル
・サーロインステーキ:27ドル
・サラダバー:4ドル(メインディシュに追加すると4ドル、単品だと十数ドル)
・ドラフトビール:7ドル(LongIsland)
※チップ15%:11.85ドル
セブ島との比較
以下、簡単にセブ島との比較として気づいたことを挙げていきます。この辺りは今後どこかでまとめるかもしれませんが、忘れる前のメモ程度に書き留めておこうと思います。
・清潔感と安心感がある
水回り等に一番差が出ると思います。ハワイも日本と比べれば汚いかもしれませんが、例えば、フィリピンは基本的にトイレにトイレットペーパーを流せません(備え付けのゴミ箱に捨てる)。道路もちゃんと舗装されているし、信号機や横断歩道もちゃんとしてるし(先進国なので当たり前ですが)、その辺りの安心感は全然違うなと思いました(逆につまらないともいえますが)。
・治安の良さが際立っている
スリや引ったくり等の軽犯罪はフィリピンで多発しますが、ハワイでは普通にカバンを置いて席取りしている人がいたりします(実際危険ですが)。アメリカなので銃社会ですし、夜のワイキキビーチではおそらく薬をやってる若者達も見ましたが、それでも警戒度はフィリピンほどいらないかな、という雰囲気です(ちなみに、世界一スリが多いのはパリ、次がバルセロナらしいです)。
・日本語が通じる、もちろん英語も
日系人や日本人の現地人は多いですし、欧米系の顔をしている人でも日本語を話せたりします。レストランのメニューやアトラクションの説明も、ほぼ日本語対応可のイメージです。ローカルバスでの移動等ではさすがに英語が必要ですが、それでも日本人は誰もが習う英語なので、言葉の壁が非常に低いのはハワイ人気の大きな理由だと思いました(英語はもちろんセブでも通じますが、日本語はほぼ通じません)。
・客層の良さ、ハネムーン地
アフリカや南米で会いがちな日本人バックパッカーはそれぞれ個性が強い傾向にあるので、相性にかなり左右されますが、ハワイは良くも悪くも旅慣れしていない人が多い印象で、そもそも物価が高いし航空券やホテルも異常なほど高額であるため、同じ日本人でも客層はとても良いです。ハネムーン地としても有名なため、基本的には変な人がいないし、欧米人客も含めそれぞれが最高の思い出を作るために来ている場なので嫌な思いをする可能性は低いはずです。
・シュノーケリングならセブ、サーフィンならワイキキ
セブの海と比べると波があるので、どちらかというとサーフィン向けの海です。けれども、波に身を任せながら浮く技術があれば、同じく波に揉まれている魚と一緒に泳ぐことができるので、それはそれで楽しいです。グアムのタモンビーチと比べるとワイキキは魚が多く、海も綺麗でしたが、それでもセブやフィリピン各地の海(ボラカイやマラパスクアなど)には透明度や魚の多さで劣るかな、と思いました。後に調べて見ると、ハワイでは人喰いザメによる事故が何件か起きているそうで、少し怖くなりました(セブはジンベエザメやニタリザメを観測できる海はありますが、人喰いザメの事故はなかったはず)。
・ハワイ物価高すぎ、でも品揃えはセブと同程度
ハワイの物価はとにかく高いです。500mlの水で4ドル取られたりします。それでも、シャンプーやボディソープ、歯磨き粉等のラインナップは、実はセブと変わらず、値段だけが高いです。強いて言えばドンキホーテ等で日本の商品が手に入りやすい点に良さがありますが、それでも割高で買うことになるので、経済面から考えると微妙です。。ローソンやABCストア等のコンビニに行っても、値段が高い割に美味しいと思えるものがほとんどない状態でした。
結論:ハワイを知ることで、セブの良さが際立った!
ハワイもちろん最高でしたが、ちょっと夢を見すぎていた感があります。笑
思ったほどモアナ感、スティッチ感は無かったし、思ったより「アロハ〜」とか「オハナ」とか言わなかったし(アロハ一番使ったのはコンビニ)、ダニエル・K・イノウエ空港に到着した時フラダンスの女性が踊っていたりはしなかったし、、(シュードックの印象受けすぎ)。もちろん、お金で買える部分は大きいのかもしれませんが。ただ、この記事を書き終えテレビをつけると、ちょうどNHKでフィル・ナイトの特集が放送されていて、またまた勝手な運命を感じてしまいました。笑
今回ハワイと比較して分かった観光地セブ島としての大きなメリットは、「物価の安さ」と「海の綺麗さ」。あとは途上国のカオスな雰囲気でも刺激を求め楽しめる人であれば、セブ島は留学地としてのみではなく、観光地としても楽しめる場所だなと思いました。
セブ島は約1年間住みましたが、思っていたよりいい場所だったみたいです。
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