日本人の英語がリスニング問題に!?(大学入学共通テスト)
平成32年(2020年)より、現行の大学入試センターテストに代わり「大学入試共通テスト」が施行されます。先日3/14(2018年)にプレテストが行われ、各教科で使用された問題が公開されました(本記事下部にリンク先があります)。プレテストのうち英語の問題について、リスニングで使われた部分を流し聞きしてみたので、それについて思ったことを少しだけ語ってみます。
近藤あきこさん?日本人の英語がリスニング問題に登場!?
個人的に面白いと思ったのは、リスニングの第4問。本当に日本人かどうかは分かりませんが、明らかにネイティブスピーカーではなさそうな人の音声が登場します。日本の観光案内所で外国人向けのボランティアを募り、面接の場面をリスニングする問題ですが、「今はまだ英語勉強中です、観光ボランティアは私の英語力を伸ばすのに良い機会だと思いました!」的なことをゆっくりと、何度もつまずきながら喋っているのです(ちなみに、その他の応募者はみんな英語ペラペラ、というか名前は日本人だけど中身は外国人ですw)。
「共通語」としての英語を意識した問題
今までのリスニング問題では、ネイティブスピーカーの流暢な英語を如何に聞き取れるか、という部分で点数に差を出すのが常識でした。しかし、実際の英語使用場面を考えると、ネイティブ以外の人と英語で話す機会はとても多いですよね。ヨーロッパ出身でも英語がネイティブの方は基本イギリス人だけですし、例えば日本人同士で会話する場合であっても、会話のグループ内に外国人が混じっていれば、あえて(一緒にいる外国人にも分かるように)英語で話す場面もあるかと思います。
また、ネイティブのスピードで話されてもついていけないけれど、第二外国語として話す者同士だとちゃんと英語でコミュニケーションができる、みたいなことも結構ありますよね。ある意味でネイティブの英語は「方言」みたいなものだなと感じているのですが、今回のプレテストでは「共通語」としての英語力にもフォーカスした問題作りがされているな、という印象を受けました。
コミュニケーションするための「共通語」を学ぼう!
英語は、英語ネイティブの人だけのものではなく、国境や言語の壁を超えたコミュニケーションを可能とする「共通語」です。英語留学するなら、英語ネイティブの国で!みたいな常識も、今後はどんどん変わっていくでしょう(というより、僕が変えていきます)。
大切なのは、下手くそでも積極的に英語を使っていくこと。英語学習中の日本人は、このアウトプットの機会が圧倒的に足りないと思います。フィリピン・セブ島留学では1日7〜8時間のマンツーマンレッスンが当たり前なので、国内での英会話スクールに通う場合等と比べるとアウトプット数の差が桁違いに出てきます。忙しい人でも短期間での効率学習が可能なので、「共通語」としての英語を身につけたい!という方は是非、南国セブ島へ一歩踏み出してみましょう!
※参考
・大学入試共通テスト 英語筆記(リーディング)問題
http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00032973.pdf&n=01-1_%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%86%8A%E5%AD%90%E3%80%90%E8%8B%B1%E8%AA%9E%EF%BC%88%E7%AD%86%E8%A8%98%5B%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%5D%EF%BC%89%E3%80%91.pdf
・大学入試共通テスト 英語リスニングB問題
http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00032977.pdf&n=01-3_%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%86%8A%E5%AD%90%E3%80%90%E8%8B%B1%E8%AA%9E%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0B%EF%BC%89%E3%80%91.pdf
・リスニング音声
http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00032975.mp3&n=04-1_%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E7%A2%BA%E8%AA%8D%2B%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%90%E8%8B%B1%E8%AA%9E%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0A%EF%BC%89%E3%80%91.mp3
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